「X JAPAN」波乱復活!YOSHIKI失神で終了
2008年 03月 31日
午後10時40分過ぎ、アンコールで29分にもわたる楽曲「ART OF LIFE」を演奏し終えると、YOSHIKIがドラムセットにもたれかかるように、ぐったりと倒れ込んだ。
「ヨシキ~!!」ファンの声援で立ち上がる…はずが微動だにしない。スタッフが慌てて駆けつけ、数人でYOSHIKIを抱きかかえながら、舞台袖に消えた。
あ然とするファンに襲いかかる「本日の公演は終了しました」のアナウンス。誰もが期待していた、手を顔の前で交差させながらジャンプするおなじみの「X」演奏前の終了。消化不良のファンから「え~っ」とブーイングの声が上がった。関係者に渡される公演予定表には「X」はもちろん、「ENDLESS RAIN」、「TEARS」なども入っていたが、演奏されずに全8曲で終わった。
1997年12月31日、東京ドームでの解散ライブから、3740日。3日間連続で行う復活公演「X JAPAN 攻擊再開 2008 I.V. ~破滅に向かって~」の初日は、大波乱の連続で幕を開けた。
開演前にも、ハプニングが起こっていた。この日は午後4時30分に開場、同6時30分に開演予定だった。ところが、開演時間ギリギリまで、無人のドームでリハーサルが続き、5万人のファンは小雨の降る中ずっと会場の外で立ち往生。
6時25分になってようやく開場されたが、メンバーはなかなか現れず。ドームの明かりが暗転しボーカル・TOSHIの声が響いたのは、予定より2時間23分も遅い午後8時53分だった。
2時間20分の待ち時間より短い1時間50分のパフォーマンス。チケットもS席1万2800円と高額とあって、突然の終了にはさすがのファンも納得できない様子を見せていた。関係者は開始が遅れたことと、曲目が変わった理由を「機材トラブル」と説明。最後の「ART OF LIFE」はYOSHIKIの体調が優れず短く終了した。
終演後、YOSHIKIは意識を回復。外国人記者向けの緊急会見を行ったが、再び意識を失い、約10人の医師が楽屋で深夜まで治療にあたっているという。公演は29、30日も同所で。週末の東京ドームは大荒れ模様になりそうだ。
◆WOWOWドタバタ ○…ライブはWOWOWで生中継されたが、2時間以上開演が遅れたため、同局もあたふた。ライブ開始まで過去のライブの映像を延々と放送することで対応した。同局でhideさんの命日にあたる5月2日午後10時から再放送されることも決まった。ライブにはロンドンブーツ1号2号の田村淳ら有名人も多数来場した